日本人の魂、お風呂。バンコクで格安に入浴剤を入手する方法はあるのでしょうか?
1.自作しよう!
いきなりですが、格安入手の答えは「自作」です! 残念ながら、購入するのはほぼ無理。とても簡単にできるので、自作してみましょう。
タイではアロマテラピー文化は非常にさかんですが、やはり熱帯。お風呂はシャワーで済ませるようで、湯船に浸かる文化はあまりありません。ですからバンコクで、毎日使っても惜しくないような格安な値段で市販の入浴剤を手に入れるのは不可能に近いです。お風呂大好きで、毎日入浴剤を入れて湯船に浸からないと生き返らない! という人にとってはなかなかの不遇ですね。
フジスーパーなどを中心に日系の商品を置いているところではツムラやらバスクリンやらが置いてありますが、ごく少量で800円とか目玉が飛び出そうな値段。日本の相場の3倍はするんじゃないかな。
あとはデパートやショッピングモールのリビングコーナーなどに行くと、タイの比較的高級なアロマテラピーブランド、THANNやHARNNなどのブランドがバスソルトなんか出しているようです。ドラッグストアでクナイプなんか置いてあることもあります。でも、とうてい日常使い用に手を出す気にはなれませんよねえ。
というわけで、自作をおすすめします。以下、自作方法。
2.必要なもの
以下の2種類の材料が必要です。香りがなくていいならベースだけでOK。
ベースとなるもの:
自然塩(精製されていないミネラル入りのもの)か重曹(ベーキングソーダ)、またはその両方香りと薬効をプラスするもの:
好みの薬用ブレンドオイルかエッセンシャルオイル、安いコロンなど3.作り方
作り方というか使い方。単に湯船に入れて混ぜるだけなんですけど。
1.湯船に湯をためる
2.手のひらに小盛り1杯の自然塩、大さじ2ほどの重曹を湯に投入
3.好みのオイルをごく少量たらす(エッセンシャルオイルは5滴ぐらいまで)
4.よくかき混ぜる
5.入浴
4.著者の使っているもの紹介
左から順に
・料理用の自然塩Kobfarkhew Salt 300g: 15.50バーツ(55円ぐらい)
だいたいどこのスーパーでも、スパイスや塩を売ってるコーナーに普通に置いてる料理用のやつです。比較的大きな結晶状の塩で、精製してないのでミネラルが入ってます。バスソルトの基材に使ってもなんの差しさわりもありません。
・薬用ブレンドオイルKwan Loong Medicated Oil 57ml: 169バーツ(590円ぐらい)
欧州系のドラッグストアBootsにて購入。こちらでは、液体タイガーバーム・メンソレータムみたいな薬用オイルが小瓶に入ってたくさん売ってます。たぶん、暑いからバーム状だとすぐ溶けて使いづらいからかと。かんたんにいえばブレンドエッセンシャルオイルで、使い勝手がいいです。アルコールで溶かしてから水で伸ばせば、清涼感のある化粧水や簡単な消毒薬などの代わりにもなります。スーッとして鎮痛鎮痒解熱の力のあるエッセンシャルオイルに、ちょっとラベンダーが入ってて香りがいいです。
似た商品もたくさん出てますので、ギリギリ英語で書いてある部分とか読んで選んでみてください。
この商品のフォーミュラはこんな感じです。
メントール 25%
サリチル酸メチル 15%
カンファー 10%
ユーカリオイル 10%
スパイクラベンダーオイル 7%
流動パラフィン 33%
お風呂にたらすとなんともスーッとして気持ちよく、喉なんかやられてると喉もすっきりするし、お風呂あがりもさっと汗がひいてとってもよいです。タイの水ってすごい硬水でちょっと臭うので、その臭い消しにもなります。ただ、ちょっと入れすぎるとあとで寒くて寒くてしかたなくなるので注意! せいぜい2振りまででお試しを。
あ、ちなみに、エッセンシャルオイル(植物精油)買うなら無印、THANNかHARNNのものが純正の信頼できるものなので、そちらをおすすめします。
・重曹 McGarrett Baking Soda 300g: 15バーツ(50円強)
だいたいどこのスーパーでも、Baking Material(製パン用品)のとこに売ってます。重曹はお風呂に入れると温泉水の再現になるし、みなさまご存知のとおり料理や掃除などに使える万能品なので、ひとつ持っておくといいです。
・地元の安いオーデコロン Masca Eau De Cologne: 80バーツぐらい?(280円ぐらい?)
値段うろおぼえです。地元の安いコロンに興味があってどこかのスーパーの薬局コーナーで買ったのですが、あまりに来タイ直後だったためうろおぼえ。ほかに確実に置いてるのはフジスーパーです。
ナメてかかってたのですが、調べてみたらなんとタイ航空御用達の香りだということがわかりました。日本では1本900円ぐらいとかで売ってる! タイ帰りの人とかがタイが恋しくなって買ったりする模様。
香りはオレンジフラワーやジャスミンといった感じのわりと甘く重ための花の香り。柑橘のフレッシュな軽さはあまりないんですが、ムスクのような粉っぽい重たさはなく、不思議とこの暑い気候にマッチします。甘いけど男女兼用。女らしくもないけどオッサン臭くもありません。お風呂あがりにつけるとなんともさわやかです。汗ばんだときに濡れタオルに少したらして汗をふくとさっぱりします。
2015年6月20日追記
「日本国内のダイソーで250gまたは270g入りのなかなか優秀なバスソルトがある」という情報を得ました。バンコクのダイソーで取り扱っているかはまだ確認していませんが、お店で探してみる価値はあるかもしれません。扱っている場合、おそらく60バーツ(200円強)。上記の料理用の塩は300gで55円程度なので単純計算で4倍ほどのコストですが、ツムラとかの入浴剤買うよりかはお得かもしれませんね。
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