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2015年6月30日火曜日

バンコクのお店・買い物などでタイ人店員に最低限の意図を伝える方法


先日、大型の庶民派スーパーBigCにて、安いサンダルを買ってきました。そのときにちょっとしたトラブルに見舞われ、言葉の壁についてちょっといろいろ考えたので、今回はその話です。

もしかして、「会計できないわよ」って言ってる?


とても可愛いくて履きやすそうなサンダルを、279バーツ(1000円ぐらい)のものが置いてあるセール棚で見つけました。足の小さな私にはサイズがあるだけでばんばんざいなので、パッととって、意気揚々とひとつ下の階のレジにもってったら…

「バーコード、うんたらかんたら」と言って会計してくれない。たしかに、見てみるとバーコードついてない。値段がわからないからかなと思って、「279バーツだけど」と英語で言ってみると、「kha(うんそう)、でもmai(not)なんたらかんたら」。「mai daai?(できない?)」とカタコトのタイ語で言ってみると? 「mai daai(そう、ムリ)」と。

ようするに、値段がわかっててもバーコードがないとレジ通せないわよ、ということらしい。そこまではわかった。

バーコードをつけてもらってこい?


そのあともタイ語でなにか言いつづけてるので、「Thai mai daai(タイ語、むり)」と必死にいうと、「you go, barcode」と、上の階をさして言ってくれました。

「up?(上に上がればいいのね?)」と上をさしながら言ってみると、「Kha(そうよ)」と。「Oh, I see! kopkun kha!(ああーわかった!ありがとう!)」と言って上の階に戻り、店員さんに声を… どうやってかけたらいいんだ。

ためしに、サンダルを示しながら「コートーカー(すいません)、barcode(バーコード) na kha(です・ですよね・ですかね・お願いできますか、みたいな丁寧語)?」と言ってみたらそれでよかったらしい。売り場のはしっこにあるワゴンみたいなところまで行って、手書きでちょちょっと値札を書いて、プチッとくっつけてくれました。あとは普通にレジにいって、無事に会計。こうしてなんとか切り抜けました。ああ疲れた。

バンコクでは想像以上に英語が通じない


バンコクでは、想像以上に英語が通じません。著者は自分がけっこう英語がしゃべれるほうだと思っていたのですが、それは相手が英語圏の人の場合に限られていたことに、こっちに来て初めて気づきました。で、猛省。なんで今まで通じていたかって、それは相手がネイティブで、こちらの足りないぶんを豊富な語彙で補って理解してくれていたからなのです。な、なんだ… 人間、謙虚にならなきゃね。

英語が喋れるタイ人も多いですが、たいていはすごいタイ語訛りです。で、こちらの英語も想像以上に日本語訛り。そればかりか、互いに語彙も貧弱。母語とする言葉の根本的な発想法も互いに大きく違います。なんかもうね、互いに宇宙語って感じ。だから、タイ人と日本人が意思疎通しようと思ったら、タイ語の単純な単語だけでも覚えてないと実質ムリです。

著者がいままでやった外国語は英語とフランス語だけ。初習の頃のことなんて何年前か覚えてもいないぐらいなので忘れてたのですが、初習の初習で語彙が極端に少ない時期って、こちらから知ってる単語を駆使して最低限のことを言うことはできても、相手がなに言ってるかがぜんぜんわかんないんですよね。言ってるその単語の意味を知らないんだもの。

だから、タイ語が初習レベルのうちは、店員さんなどがタイ語でしゃべっていてぜんぜん意味がわからない! どうしよう! という状況が多く発生します。怖いね、怖いね!!

タイ語ができないことを伝えて、あとは相手に読みとってもらう


上記のような状況を切り抜けるためにまずは、こちらから「タイ語ができない」ということを伝えられるようにしておきましょう。

語彙がある程度あるなら、自分で「相手にどういう対応をしてほしいか」までを伝えることができます。英語できる人呼んでください、とかね。でもそれが無理なら、「タイ語、デキナイ」と言えばそれでいい。そうすればネイティブの側が、こちらが表現できない詳細を読み取って、英語に切り替えるなり、ジェスチャーをつけてくれるなり、日本語できる人連れてきてくれるなり、必要な対応をしてくれます。

あとは、「よい・わるい」が言える必要がある。たとえば何か商品を相手に示して「ワルイ」といえば、この商品について何か問題があって、それを伝えたいのだなと向こうが読み取ってくれます。

超最低限のタイ語単語は4つ!


このへんからまとめてみると、バンコクで買い物なんかの場面で最低限、こちらの意思や状況を伝えるのに必要なタイ語単語は…

・Thai (タイ、タイの)
・daai (使える、できる、can)
・mai (no, not)
・dii (good)


以上の4つかなーと思います。

最低限のあいさつ3つ、サワディ カー(こんにちは)、コップン カー(ありがとう)、コートー カー(すみません)に加えて、Thai, daai, mai, dii の4つがあれば、買い物中に起こりがちなちょっとした危機ならだいたいなんとか乗り越えられるのではと思います。

たとえば、上の4単語を知っていれば以下のような表現ができます。

・タイ語できません = mai daai Thai
・無理・ダメですか?= mai daai?
・この商品に問題があります = (商品を示して)mai dii


※余裕があれば丁寧語のカー(カッ)をつければより丁寧です。

もちろん、4~6割の大意しか通じない、ものすごいカタコトなタイ語なわけですが、ここでの目的はトラブルを切り抜けることですから、これでいいんです。あとは笑顔と丁寧な態度で感謝を伝えれば、なんとか許してもらえるでしょう。にっこり笑って鼻ぐらいの高い位置でワイ(合掌)をすると、仏教徒がほとんどのタイ人にとってはめちゃめちゃ好印象らしいので、試してみてください。ただ、ワイはあんまり乱用すると慇懃無礼にうつることもあるようなので、ここぞというときにね。

2015年6月28日日曜日

甘~いタイ式アイスミルクティー/チャ・イエン(cha yen)/Thai Iced Tea の作り方・レシピ、再現方法






タイでアイスティーを頼んだら、こういう、なにやらすごい柿みたいなオレンジ色の、香りも味もありえないぐらい甘~~~い飲み物が出てきてびっくりしたことはありませんか? 実は、タイで「アイスティー」といったら、こういうオレンジ色の、甘~~~い、砂糖とミルクたっぷりのもののことをいうのです。

これを初めて飲んだとき、甘いもの好きの著者でもあまりの衝撃に10秒ぐらい動けなくなりました。なんだろう、飲み物というよりも、液状のスイーツ? これだけでじゅうぶんおやつになるカロリー感です。写真のなんてクリームまでのってるし。

じつは、著者はこの強烈な飲み物にすっかりはまってしまいました。茶葉にブレンドされていると思われるスパイシーな甘い香りのとりこ。この香りが、この暑い暑い気候に疲れた喉になんともいえずぴったりくるのですよ。

それで、これを家で安価にいつでも飲みたいと思ったのです。いろいろ調べて再現を試みました。今回はその過程でわかった情報をまとめておきたいと思います。

※写真は欧米系カフェau bon pain のcha yen。ミディアムで75バーツ。

タイ独自ブレンドのThai Tea Mix






調べたらやはり専用のミックス茶葉がありました。ティーバッグ50コ入りで155バーツ(550円ぐらい)。cha yenに使われているのはほぼここのものらしい。メーカーは「サイアムFBプロダクツ」というところ。1945年創業とあります。

Chathai http://chathai.herokuapp.com/

このメーカーは、ほかにいろいろ茶葉を出したり、デパートや駅前などでお茶屋さんもやっているようです。確かに、あちこちでこのロゴを出してるお茶屋さんを見かけます。

サイトの「歴史」ページによれば、もともとは中華系の移民がタイに中国のお茶を持ち込んだんだけど、それが地元のタイ人に人気がなかったので、タイ人向けにいろいろ香料なんかを加えた、というのがThai Tea Mixの始まりだとのことです。

※ちなみに、「サイアム」って「シャム」のことで、日本でいうとこの「ヤマト」のような、旧国名みたいなもののようです。


Thai Tea Mixの使用成分


缶の英語部分だけ一生懸命読んでみると、「ingredients: camellia sinensis」とだけかいてありました。カメリア・シネンシスって、チャノキ(お茶っ葉をとる茶の木)の学名です。要するに、「茶葉」としか書いてないってこと。

うそつけ、いろいろ香料とか着色料入れてるくせに! と思いつつ、ウィキペディア英語版の「Thai Tea」の項 https://en.wikipedia.org/wiki/Thai_tea を見てみると…

Thai teaには、

・濃く出したセイロンティーか地元産の安いアッサムティー
・オレンジブロッサムウォーター
・スターアニス(八角)
・砕いたタマリンドの実
・赤褐色の食用色素
・場合によってその他の香辛料
が入っている、とありました。そうそう、わかる、スターアニス!! あったかくてスパイシーで甘いあの香りはスターアニスだったか。

cha yen(チャ・イエン)の作り方、簡易レシピ




【材料】

・Thai Tea Mix ティーバッグ
・熱湯
・クラッシュドアイス
・エバミルク、練乳、牛乳のいずれか
・粉乳(好みで)
・砂糖

【作り方】

1.ティーポットに入れた少なめの熱湯にティーバッグを投入し、濃く抽出する
2.グラスにたっぷりクラッシュドアイスを入れる
3.[2]に[1]を注ぐ
4.[3]に砂糖と、あれば粉乳をこれでもかと入れて混ぜる
5.[4]にミルク類を注いで完成

本場の味再現のコツ


本場の「飲むスイーツ」のような濃厚な味を出すコツは、茶液をこれでもかと濃く出すこと、あと砂糖を、「こんなに入れたら死ぬんじゃないか」ってぐらい入れることです笑

茶液がどれぐらい濃いと思われるかというと、茶葉の缶には「340mlのお湯に1パック入れて3~5分抽出」とありますが、感覚的には、cha yenに使う茶液はたぶんこの規定の3倍ぐらいの濃さはあります。

砂糖は、たぶん1人分に大さじ3ぐらいは入っているかと笑 ひとくち含んだ瞬間に身体に衝撃が走るような甘さです。糖尿病の人とかいっぱつで倒れるんじゃないかと心配。

この濃い茶液にクラッシュドアイスがだんだん溶けて、冷たいままちょっと薄まってちょうどよくなったのを、暑い中ダラダラとサバーイサバーイで飲むのが本場のやりかたのようです。

著者は家でしばらくの間、缶の規定どおりぐらいに出した茶液でつくって、ビビりつつ大さじ1ぐらいの砂糖を入れて、あーこれこれ、濃くて甘くておいしいわーと思ってたのですが、先日ひさびさにお店で飲んで、本来の味のスゴさをガツンと思い出させられました笑 なんかね、ある種の粉っぽさを感じるぐらい濃い、茶液が。

※2015年6月29日追記


欧米系カフェで出されるようなcha yenと、街頭のお茶屋さんで出されるようなcha yenではけっこう味が違うことがわかりました。著者が上記で描写している「飲むスイーツ」的なものは欧米系カフェのほうです。

街頭のお茶屋さんで出されるのは意外とさっぱりしていて、砂糖も脂肪分も控えめ。日本人の感覚でもわりとスッと飲めます。飲むスイーツ感はなく、水分補給になる感じの味。だいたい20バーツくらい。

ちょっと考えたんですが、カフェのほうは氷が溶けるまでゆっくりまったりしてもらってあわよくばお菓子でも追加注文してもらおうという考えで、街頭のほうは暑いなかでプラプラ歩きながらぐいぐい飲み干してもらおうという感じなのかもしれません。

おまけ: タイで甘くないアイスティーを飲む方法


タイで甘くないアイスティーを飲みたかったら、
「ミルク砂糖抜きのアイスティー(cha yen mai sai namtaan mai sai nom)」
「冷たい中国茶(cha yen jiin)」
「冷たい英国式紅茶(cha yen ankrit/English iced tea)」
みたいな頼みかたをする必要があります。

著者はまだタイ語が怪しいので、タイ語はあまり参考にしないように…

2015年6月22日月曜日

タイの国民的せっけん マダムヘン・ナチュラルソープ(Madame Heng Natural Soap)



今回はタイの国民的せっけん「マダムヘン・ナチュラルソープ」を紹介します。

その昔、マダム・ヘンと呼ばれる中華系のタイ人女性が自分で研究しながら作ったせっけんから始まったマダム・ヘンシリーズ。ちょっと独特なハーブ処方が特徴で、タイの風土に合った効能効果とリーズナブルな値段から国民的人気を獲得。タイ人でも外国人でも、大量購入する人が多いです。

Madame Heng Natural Soap Care Spaというラインに、Rose, Mint, Woodがあります。著者がいままでに試したのはローズとミント。150g(手のひらにずっしり)で60バーツ(200円強)。どうやら日本人向けの通販とかでは700円ぐらいで売られてる模様。3倍以上ですね…

ナチュラル感を醸し出す、荒いデコボコした型押しのせっけん。泡立ててみるとわりとサックリした泡。洗いあがりはとてもすっきりさっぱりで、さすが、たくさん汗をかく熱帯タイの気候にピッタリ。皮脂がすっきり落ちてさらさらになり、それでいて乾燥しないので、朝晩のシャワーにたっぷり使いたくなります。比較的溶けやすい石けんで、夫婦2人で使って1ヶ月ぐらいでなくなります。

ローズはかぐわしいというよりもわりかし薬臭い印象。ミントはどちらかというと和ハッカを思わせるような、ちょっと懐かしい甘めの香り。どちらもユニセックスな印象ですが、著者はミントのほうが好みかな。どの香りにもメントールは入っているので、どれも使用感はスッとしてます。

来タイ直後にわざわざこちらのDoveのボディーソープなんか買ってしまったのですが、この石けんに出会ってしまったらちゃんちゃらおかしくてそんなの使ってられません。先にこっち買えばよかったです。

さっぱり洗い上がったら、すねや腕、顔に、肌がまだ濡れてる間にニベア青缶をうすく手のひらに伸ばしたもので軽くフタして完成。これで全身お肌は超健康です。


マダムヘン・ナチュラルソープの使用成分


食品や化粧品の成分表をねっとりと読み込むのが趣味の著者。以下の情報は物好きの著者が添付文書の英文を書き起こしたうえで日本語にしたもので、現時点ではほかにない希少な情報です笑 本家のサイトにさえ載ってない。英語表記がすんごい怪しくて難儀しました。

Ingredients:
sodium palmitate, aqua, lonicera japonica, rinacanthus nasutus, menthol crystal, ground chondrus crispus, tocopherol acetate

使用成分:
パルミチン酸ナトリウム、水、スイカズラ、メントール、カラギーナン、酢酸トコフェロール

※このほか、それぞれの香りにつきそれぞれのfragrance(香料)と着色料が入っています。

マダムヘン・ナチュラルソープ使用成分の効能など


・パルミチン酸ナトリウム


せっけんを構成する脂肪酸の種類のひとつ。皮脂を落とす力がわりかし強いタイプ。土地柄、おそらくパーム油を使っていると思われる

・スイカズラ


抗菌作用や解熱作用をもつ

・スネークジャスミン


アーユルヴェーダでも使われるハーブ。止血作用をもち、慢性皮膚疾患(湿疹やあせもなど)に効く

・カラギーナン


増粘多糖類。保湿作用をもつ

・酢酸トコフェロール


肌活性化・血行促進作用をもつ。肌あれ、シミ・そばかす、ひび・あかぎれに効く


石けんの脂肪酸の種類とか、ほかのハーブ類の処方とか、確かに熱帯向きだと思います。昔は自分で石けん作ったことあるほど石けんにハマッた者としては、とても興味深い!

2015年6月21日日曜日

日本人がバムルンラード病院にかかる方法、よくある会話集



バンコク市内で有名な国際病院といえばバムルンラード病院ですね。ここは本当に設備・サービス充実。最初に訪れたときには、あまりのゴージャスさ、そして国際色の豊かさに腰抜かしそうになりました。

病院に行くときというのはたいていは具合が悪いときですから、文化や言葉の不慣れな状態で病院にかかるのは不安なもの。著者は幸か不幸かバンコク滞在2ヶ月めにしてすでにそうとうバムルンラードに通いつめているので、最近はいろいろ慣れてずいぶんミスコミュニケーションが減ってきました。今回は、在タイ日本人がバムルンラードにかかる方法、そこでありがちな状況や会話を紹介したいと思います。

初診時の患者登録のしかた


初めてかかるときは、International Clinic棟の10階にある日本人患者用カウンターで患者登録をします。毎日07:00~19:00までなら日本語・英語でも対応の可能な日本人・タイ人スタッフが常駐しているので安心。

バムルンラード・ | 日本人患者様受付 https://www.bumrungrad.com/jp/international-patient-center

必要なものはだいたい以下。

・パスポート
・海外保険被保険者証(海外保険利用者のみ)
・自国で加入している保険会社から出されている書類など(あとで還付を受けたい場合)
・住所、電話番号、メールアドレスなど、自分の個人情報
・薬のアレルギーの有無についての情報
・現在処方を受けている薬についての情報(あれば。お薬手帳でよい)

書類にいろいろ記入し、サインをすると、テーブルの上にニュッと置いてあるWebカメラみたいなものでちょっと適当な感じで顔写真を撮られて(笑) 、簡素なラミネート加工の診察券を発行してもらえます。


予約のとりかた


診察日の3日前までならこちらのページからネット経由で予約ができます。なんと便利な…

タイ、バンコク、バムルンラード・インターナショナル病院の予約ページ - ドクター https://www.bumrungrad.com/jp/contact-us/request-an-appointment

2日以内の急ぎの予約の場合、日本人患者受付に直接電話します。

日本人患者予約用受付直通番号(タイ国内より):
02-667-1501

ちなみに、診察日当日の予約はシステム上入れることができないようになっています。当日になって電話をかけると、「当日の予約はとれませんので、先生がいる○時~○時の間にお越しください。あいた時間にお呼びします」といったようなことを言われます。


予約した場合に起きること


予約日の前日になると、携帯番号やメールアドレスを登録している場合はメールでリマインダが届きます。文面は英語ですが、なんと親切な。何時にどこどこでなになに先生との予約があります。いついつまでにどこどこで受付を済ませてください、などの情報。

まれに予約時間が変更になる場合があって、そういう場合は電話がかかってきます。著者の場合は初めて予約したときにこの電話がかかってきて、タイ語訛りの英語だったこともあって緊張しましたが、相手もていねいに確認してくれるので大丈夫。

電話での会話はこんな感じ。

スタッフ:
This is Bumrungrad Hospital. May I speak to Mr./Ms. ○○?
バムルンラード病院です。こちら○○さんですか?

患者:
Yes, this is ○○.
はい、こちら○○です。

スタッフ:
I called to tell you your appointment time was changed.
Please come to ○○ till 4:30pm,△△△.
予約時間が変更になったのでお電話しました。
△月△日の午後4時30分までに○○にお越しください。

患者:
4:30pm、Ok, I see, thank you.
午後4時半ですね、わかりました、ありがとうございます。

スタッフ:
Yes, 1,6,3,0.(one six three zero), Kha.
はい、16時30分です。

患者:
Ok, thank you.
わかりました、ありがとうございます。


診察日の受付の方法


メールのリマインダではだいたい該当の診療部のある階のT(ターミナル、中央受付)にいくように指示されます。自信のある人は直接そこに行ってもいいですが、基本的には日本人患者受付に行ったほうが安心だと思います。予約がある場合は予約の15分前までに受付を。

診察券を提出して、以下のことを伝えます。

・どこが調子が悪いか
・どの先生にかかりたいか
・予約は何時か(予約がある場合)
・医療通訳を使いたいか
・海外保険を使いたいか(キャッシュレスにしたいか)

海外保険を使いたい場合は、必ず診察前にこの受付時に申し出ます。あとから言うと通らなかったり、手続料をとられる場合があるので注意。

日本人患者受付で受付する場合、海外保険を使うときにはこの時点で書類を書きます。いきなり診療部で受付した場合は、ここでは申し出だけして、あとで会計のときに書類を書くことになります。

いずれにしろ、書類をいくつかホチキスでとめたものと診察券を渡され、どこの診療部に行ってくださいと言われます。これで受付終了。


診療部ターミナルでの受付の方法


診療部ターミナルで受付する場合、だいたいタイ語訛りの英語が通じます。ありがちな会話は以下。

スタッフ:
Which doctor would you like to meet?
どの先生にかかりたいですか?

患者:
I'd like to meet Dr.○○.
○○先生にかかりたいです。

スタッフ:
May I confirm your birthday?
生年月日を確認させてください。

患者:
January 1st, 1970. (ジャニュアリー・ファースト、ナインティーンセブンティ)
1970年1月1日です。

スタッフ:
Ok kha. Do you use any insurance?
OKです。何か保険はお使いですか?

患者:
Yes, I use AIU. I'd like to use cashless service.
はい、AIUです。キャッシュレスサービスでお願いします。

スタッフ:
OK, please go to ○○ counter on the ×× floor kha.
OKです。××階の○○カウンターに行ってください。


※聴き取りにくい単語

birthday =うしろにアクセントで「バーデェーイ」のような発音になることが多いです。
タイ語では「T」など一部の子音を発音しないので、英語でもTが落ちる模様。


診療部での受付方法とボディチェック


日本人患者受付や診療部ターミナルでの受付が終わったら、渡された書類と診察券を持って診療部のカウンターに行きます。

サワディーカー(男性はサワディーカッ)またはハローで、書類と診察券を出します。だいたいは

Please take a seat.
座ってお待ちください。

と待合室の椅子を示されます。

だいたいの場合はすぐにボディチェック(基本的な身体検査)に案内されます。受付と同時に案内されることもありますが、ふつうはいったん座って待つと5分以内ぐらいに

○○サン、カー

Mr./Ms.○○, kha

などと日本語・タイ語・英語ちゃんぽんで名前を呼ばれ、

Your body check kha.
ボディチェックです。

Follow me kha.
ついてきてください。

と、ボディチェック用の部屋に連れていかれます。

チェックするのはふつう

・血圧・脈拍
・体温
・身長・体重

です。

アームつきの椅子に座らされ、腕に血圧計をはめられると同時に、

May I check your temperature?
体温を計らせてください。

Open your mouth.
口を開けてください。

Keep it under your tongue.
舌の下に保ってください。

などと言われながら金属の棒の突き出たものを口に突っ込まれますが、びっくりしないように。これは舌下式の体温計で、一瞬で体温が計れます。

計測が終わると結果が読み上げられ、

Your pressure is normal.
血圧は正常です。

You may have a fever.
熱があるようですね。

などと一言説明してくれます。

そのあと、身長計と体重計のくっついたものを示され、

Please take off your shoes.
靴を脱いでください。

と言われます。

靴を脱いで体重計にあがります。身長も計ってくれることもあれば、

How much is your height?
身長はいくつですか?

と訊かれることもあります。なにも訊かれないことも。

答える場合は、160センチなら「ワン・シックス・ゼロ」でOK。

すべて終わると

Finished, thank you.
終わりました。ありがとうございます。

と言われるので、

コップンカー(男性はコップンカッ)とかThank you. とか答えましょう。

Please wait outside.
ここの外(待合室)でお待ちください。

と言われるので、待合室に戻って診察に呼ばれるのを待ちます。

診察の順番がくると、

Mr./Ms.○○ kha.
○○さんどうぞ。

Please see your doctor. Follow me kha.
診察です。ついてきてください。

などと言われて診察室に連れていかれます。

診察時については先生が日本語を喋れるか、または医療通訳がつくと思うので説明は省きます。


※聴き取りにくい単語

outside =うしろにアクセントで「アウサァーイ」みたいになることが多いです。タイ語ではTとかDといった末子音を発音しないことが多いので、英語でも同じ癖が出る模様。

laboratory =ラボラトリー、検査室という意味ですが、うしろにアクセントで「ラボトーイ」「ラボトリーイ」みたいになります。タイ語ではRを発音しない人も多いのでこうなる。
著者はいちど、検便を提出しなきゃいけなくて「どこに提出すればいいですか」と聞いたら「ラバトリー(トイレ)に…」と聞こえて双方が噛み合わなくなり、結局電話で通訳の助けを借りることになったことがあります。


診察後の流れ


診察室を出ると、手で外を示しながら

Finished. Please wait outside.
終わりました。ここの外(待合室)でお待ちください。

と言われるので、お礼をいって待合室に戻ります。

まもなく診療部の受付カウンターの中から呼ばれます。グレーの大きな文字で4ケタの番号の書かれた紙のついた書類を渡されながら

Please go to cashier.
会計に行ってください。

と言われるので、同じ階のCashier(会計)カウンターに向かいます。


会計の方法


手の開いていそうなスタッフにサワディカー(サワディカッ)といって、さきほど受け取った書類を渡します。その場でしばし待つと、

We'll call your number.
番号でお呼びします。

Please wait.
お待ちください。

と言いながら書類を返してくれます。

しばし待つと、書類に書かれている4ケタの番号か、名前で呼ばれます。窓際にある電光掲示板に番号が表示されることも。

呼ばれて行くと、診療明細などの書類を数枚示され、

May I have your signature here?
ここにサインしてください。

と言われます。書類のサインするところにピッとペンでチェックしてくれることもあれば、手で示すだけのこともあります。内容に間違いがないか確認したうえでサインして渡します。サインは日本語表記で構いません。

海外保険のキャッシュレスサービスで通っているか不安なときは、

Is this cashless service?
これはキャッシュレスサービスですか?

などと訊きましょう。

このあたりまで終わると、薬が出ている場合はそろそろ向かいの薬剤部に回されます。

Do you have any medication today?
きょうは薬の処方はありますか?

と訊かれることも。

You have medication today. Go to the counter over there na kha.
お薬が出ていますので、あちらのカウンターに行ってください。

などと、向かいのカウンターを手で示しながら言われます。お礼をいって向かいに移動しましょう。


薬の受け取り方法


薬剤カウンターではただ待っているだけで呼ばれます。最初に何か提出したりする必要はありません。

ここで最低5分ぐらいは待つことが多いです。タイはのんびりしているというか、日本がなんでもテキパキしすぎなのかもしれませんが、スタッフの動きがなんとなくスローモーに感じてイラつくかもしれません。文化の違いなので、なるべくマイペンライで。

番号か名前で呼ばれます。

May I confirm your birthday?
生年月日を確認させてください。

と言われるので、

January 1st, 1970. (ジャニュアリー・ファースト、ナインティーンセブンティ)
1970年1月1日です。

などと答えます。

Have you had any allergy on medicines?
薬にアレルギーはありますか?

と必ず訊かれます。自信がないと日本人の性でうっかりyesと答えてしまいそうになりますが、薬にアレルギーがないならしっかりnoと答えましょう。アレルギーがある場合は、できればその薬の英語名を前もって調べておいて、答えられるようにしておくとよいです。薬剤アレルギーに関する情報は患者登録のときに登録してあるはずなので、とっさに答えられなくてもまあ問題はありません。

あとは、日本の薬局と同じで薬の種類と飲み方の説明です。

This is antibiotics.
これは抗生物質です。

Take 1 tablet 2 times in the morning and evening after meals.
1回1錠を1日2回、朝と夜に服用してください。

Do not take with milk.
牛乳と一緒に飲まないでください。

などと言われます。

とっさに聞き取れなくても、ほとんどの場合パッケージに書いてある説明を読みあげているだけなので、よっぽどわからないことがない限り大丈夫。

著者は使ったことがないですが、どうしても理解する自信がないときはその場で電話を使って簡単な通訳を頼むこともできるようです。どうしてもわからなくって本当にヤバイなというときは、曖昧にニコニコしたりしていないで、はっきり

I don't understand, sorry.
わかりません。すみません。

Translator please.
通訳をお願いします。

などと言いましょう。


すっごいお洒落なスタバみたいな紙袋に薬を入れてくれます。お礼をいって去りましょう。

パッケージの説明であとでわからないことが出てきたときには、ネット環境がある人はまずGoogle翻訳などに頼ってみましょう。それも自信がなかったら日本人患者受付に電話してみるのも手です。


無料シャトルバスの利用方法と注意点


毎日7:00~20:00まで、BTSナナ駅前との間の無料シャトルバスが出ています(Bumrungrad Free Shuttle Van Service)。バムルンのロゴのついたクリーム色のバンです。

毎時0分、20分、40分と、20分ごとにバムルンラードを出発し、特に渋滞などの問題がなければ出発後5~10分程度あとにBTSナナ駅前に着きます。

止まるのは、ナナ駅1番出口を降りたところの、エスカレーターと階段の間ぐらいの位置。だいたいは人待ち顔で待ってる人が何人かいるので、うっすら仲間意識を感じながら待ちましょう。

これはこのバスだけじゃなくタクシーとかでもそうなんですが、ドアは日本と違って乗客たちが自分で開け閉めします。バスが止まったらこちらからドアを開けてあげてもよいでしょう。乗り込むのが最後になったら、自分でドアを閉めます。

問題なのが、これがしょっちゅう30分以上来なかったりすること。渋滞があったりすると簡単に欠便したり、大幅に遅れたりするようです。ナナは比較的治安の悪いところで、とくに夕方以降はかなり危険。

ぶじ乗ることができても、ちょっとの距離でびくとも動かなくなって1時間近く着かないことも。途中でしびれを切らして、降りて歩き出す人もいます。

タイ語がわかれば、周囲でいろいろ「遅れてるらしい」「ここから先詰まってるから歩いたほうがいいかも」とかされてる会話もわかるのですが、タイ語がわからないのなら不安はつのるばかり。そんな状態でバスに乗るよりかは、プロンチット駅から少し歩く方法をとったほうがいい場合もあるかも。

2015年6月17日水曜日

タイのレジ袋事情

タイに来てびっくりしたのは、レジ袋のサイズの小ささ。スーパーでもホームセンターのようなところでも、日本の感覚でいえばコンビニでもらえる中~大まで程度のサイズしかないとこがほとんどなのです。

小さい袋にどんどん小分けして入れる。もっと入るよね? と思う程度でも次の袋に入れる。たいした量買わなくても袋が3,4個になって、持つとバーッと広がって邪魔なことはしょっちゅう。かなり不便。

しかし、感心したことがひとつ。先日トイレットペーパーを買ったのですが、こんなふうに工夫して持ちやすいようにしてくれました。



いちばん大きいサイズ(私がこちらで見かけた中で最大に相当するサイズ)のレジ袋にまず入れて、持ち手のところが届かないから、小さな袋をヒモのようにしてからげてある。

これは思いつかなかった。日本だったら大きな袋に入れてもらうか、裸で持つかですよね。異文化の中にいると、こういうちょっとしたことを知る機会があって面白いです。

2015年6月13日土曜日

バンコクで格安に入浴剤を入手する方法

日本人の魂、お風呂。バンコクで格安に入浴剤を入手する方法はあるのでしょうか?

1.自作しよう!



いきなりですが、格安入手の答えは「自作」です! 残念ながら、購入するのはほぼ無理。とても簡単にできるので、自作してみましょう。

タイではアロマテラピー文化は非常にさかんですが、やはり熱帯。お風呂はシャワーで済ませるようで、湯船に浸かる文化はあまりありません。ですからバンコクで、毎日使っても惜しくないような格安な値段で市販の入浴剤を手に入れるのは不可能に近いです。お風呂大好きで、毎日入浴剤を入れて湯船に浸からないと生き返らない! という人にとってはなかなかの不遇ですね。

フジスーパーなどを中心に日系の商品を置いているところではツムラやらバスクリンやらが置いてありますが、ごく少量で800円とか目玉が飛び出そうな値段。日本の相場の3倍はするんじゃないかな。

あとはデパートやショッピングモールのリビングコーナーなどに行くと、タイの比較的高級なアロマテラピーブランド、THANNやHARNNなどのブランドがバスソルトなんか出しているようです。ドラッグストアでクナイプなんか置いてあることもあります。でも、とうてい日常使い用に手を出す気にはなれませんよねえ。

というわけで、自作をおすすめします。以下、自作方法。

2.必要なもの


以下の2種類の材料が必要です。香りがなくていいならベースだけでOK。

ベースとなるもの: 

自然塩(精製されていないミネラル入りのもの)か重曹(ベーキングソーダ)、またはその両方

香りと薬効をプラスするもの: 

好みの薬用ブレンドオイルかエッセンシャルオイル、安いコロンなど

3.作り方


作り方というか使い方。単に湯船に入れて混ぜるだけなんですけど。
1.湯船に湯をためる
2.手のひらに小盛り1杯の自然塩、大さじ2ほどの重曹を湯に投入
3.好みのオイルをごく少量たらす(エッセンシャルオイルは5滴ぐらいまで)
4.よくかき混ぜる
5.入浴

4.著者の使っているもの紹介




左から順に

・料理用の自然塩Kobfarkhew Salt 300g: 15.50バーツ(55円ぐらい)


だいたいどこのスーパーでも、スパイスや塩を売ってるコーナーに普通に置いてる料理用のやつです。比較的大きな結晶状の塩で、精製してないのでミネラルが入ってます。バスソルトの基材に使ってもなんの差しさわりもありません。

・薬用ブレンドオイルKwan Loong Medicated Oil 57ml: 169バーツ(590円ぐらい)


欧州系のドラッグストアBootsにて購入。こちらでは、液体タイガーバーム・メンソレータムみたいな薬用オイルが小瓶に入ってたくさん売ってます。たぶん、暑いからバーム状だとすぐ溶けて使いづらいからかと。かんたんにいえばブレンドエッセンシャルオイルで、使い勝手がいいです。アルコールで溶かしてから水で伸ばせば、清涼感のある化粧水や簡単な消毒薬などの代わりにもなります。スーッとして鎮痛鎮痒解熱の力のあるエッセンシャルオイルに、ちょっとラベンダーが入ってて香りがいいです。

似た商品もたくさん出てますので、ギリギリ英語で書いてある部分とか読んで選んでみてください。

この商品のフォーミュラはこんな感じです。
メントール 25%
サリチル酸メチル 15%
カンファー 10%
ユーカリオイル 10%
スパイクラベンダーオイル 7%
流動パラフィン 33%

お風呂にたらすとなんともスーッとして気持ちよく、喉なんかやられてると喉もすっきりするし、お風呂あがりもさっと汗がひいてとってもよいです。タイの水ってすごい硬水でちょっと臭うので、その臭い消しにもなります。ただ、ちょっと入れすぎるとあとで寒くて寒くてしかたなくなるので注意! せいぜい2振りまででお試しを。

あ、ちなみに、エッセンシャルオイル(植物精油)買うなら無印、THANNかHARNNのものが純正の信頼できるものなので、そちらをおすすめします。

・重曹 McGarrett Baking Soda 300g: 15バーツ(50円強)


だいたいどこのスーパーでも、Baking Material(製パン用品)のとこに売ってます。重曹はお風呂に入れると温泉水の再現になるし、みなさまご存知のとおり料理や掃除などに使える万能品なので、ひとつ持っておくといいです。

・地元の安いオーデコロン Masca Eau De Cologne: 80バーツぐらい?(280円ぐらい?)


値段うろおぼえです。地元の安いコロンに興味があってどこかのスーパーの薬局コーナーで買ったのですが、あまりに来タイ直後だったためうろおぼえ。ほかに確実に置いてるのはフジスーパーです。

ナメてかかってたのですが、調べてみたらなんとタイ航空御用達の香りだということがわかりました。日本では1本900円ぐらいとかで売ってる! タイ帰りの人とかがタイが恋しくなって買ったりする模様。

香りはオレンジフラワーやジャスミンといった感じのわりと甘く重ための花の香り。柑橘のフレッシュな軽さはあまりないんですが、ムスクのような粉っぽい重たさはなく、不思議とこの暑い気候にマッチします。甘いけど男女兼用。女らしくもないけどオッサン臭くもありません。お風呂あがりにつけるとなんともさわやかです。汗ばんだときに濡れタオルに少したらして汗をふくとさっぱりします。

2015年6月20日追記


「日本国内のダイソーで250gまたは270g入りのなかなか優秀なバスソルトがある」という情報を得ました。バンコクのダイソーで取り扱っているかはまだ確認していませんが、お店で探してみる価値はあるかもしれません。扱っている場合、おそらく60バーツ(200円強)。上記の料理用の塩は300gで55円程度なので単純計算で4倍ほどのコストですが、ツムラとかの入浴剤買うよりかはお得かもしれませんね。

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